写真と文

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2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ルーズベルト病院ERと15分間

ビートルズ、オノ・ヨーコ、イギリスから離れジョン・レノンとして居たアメリカ、L.A.。勝手に想像し作り上げていた部分の解明と知らない時間を観ることができた作品。 【ジョン・レノン、N.Y.】という映画がある。 ドキュメンタリー的な作品だ。 私の中学校…

時速16.8kmの冒険

渋峠 就職してしばらく途絶えた自転車旅行を再開してそろそろ20年になる。夢だった国外はもはや無理そうだが、国内に関しては、2018年の鳥取行きで全都道府県を制覇したものの、地図を眺めると、行ったことのない場所の方が多いという当たり前の事実を再確認…

解答中

「おい!あぶねって!笑」 ルール不明のゲームのように、駅に向かう高校生達がじゃれ合うように押し合いをしていた。 何が面白いのか他人からすれば不思議な光景なのだけど、そんな中、ケラケラ笑いつつも、急に寂しそうに一人の男子が嘆くように叫んでいた…

私はなぜラグビーが好きなのか

ラグビー観戦って世間から見たら凄くニッチな趣味なんだと思う まずラグビー自体が、一昔前の「スクールウォーズ」や近年WCでの日本代表の活躍もあり「リーチマイケル」「ジャッカル」「ノッコン」等のワードくらいなら知っている人もいるのかもしれない。 …

短歌 -3-

・寝不足に雨の滴る音が染みゆく 去年の今頃をふと思う ・冬没日(ふゆいりび)家々からは湯気が湧く ここはカレーであれはチゲ鍋 ・冷凍のピザを誰かが放置して 溶けたゆるキャラとなりにけり ・白鳥が川にいませんファミマ行こ チキンを買って白鳥食った気…

私とトムヤンクン。

「トムヤンクン」というメニューをお店で目にして生まれて初めて注文したのは代官山のモンスーンカフェ。新卒の頃、生まれて初めて勤務後に上司、先輩、同僚と渋谷の街で食事をした。もうその時の「トムヤンクン」のビジュアルは覚えていない。味も。香りも…

何もあてにしない

自分の人生における「不安」というものについて考えてみた。持たざる(モテない)人生を貫きまくってしまっているので、隙あらば「お前の人生、不安と心配だらけだろう」と、どこかの誰かから指をさされそうなものだけれど、最近は全然無いな、不安。 何年か…

ネコ持ってこい

ネコ車 ↑の写真。「手押し車」「ネコ車」なんて呼ばれてます。 名前の由来は、いくつかの説があります。 自分が聞いたことがあるのだけでも。 ・動かすと猫のようにゴロゴロと音を立てる ・猫が通るような狭い足場でも移動できる 他にも。 ・漆喰を練った「…

鴨さんと白鳥さん

白鳥の親子 新潟県で白鳥観察といえば、阿賀野市にある瓢湖が最も有名だと思う。 しかし私は先日たまたまもう一つの白鳥観察スポットを発見した。 それが三条市にある、白鳥の郷公苑である。 友人を助手席に、車を運転し白鳥の郷公苑へ。 道中、スマホアプリ…

看護師さんに恋をする5秒前的な気持ちを理解できた瞬間

私は本日、胃の健診のため、バリウムを飲み、撮影中(回転するアレね)かなり気持ち悪くなり、終了するや否や大変なことになった (派手に嘔吐するわ、救護室へ行くわ、寝るわ、寝たまま検血するわなど・・本当にすみませんでした) 本題はここからですが、…

献血を趣味と呼ぶ勇気

趣味は、と聞かれて、ここ何年かは『献血』と答えています。これを趣味というとやや不謹慎と受け取られるかも知りませんが、あくまで自分が好きでやっていることなら、趣味でいいのではないでしょうか。 少し時間が空いて、文庫本でも持ってちょっとコーヒー…

「有名人」の定義とは?

寓居の前に白金高輪駅が出来たころの話だ。街頭で、めかしこんだ中年の女性に「この辺で有名人とか、ご覧になったことはありませんか?」と訊かれた。よく遇う(遭う?)街頭インタビューかと思ったが、カメラも照明も見当たらない。 「例えばプライベートで…

自転車は右へと走る

この文章を読み始める前に、まずは「ロードレーサー」で画像検索してほしい。そこに並んだ自転車はほとんどすべてが右を向いているだろう。「マウンテンバイク」でもほぼ同じだ。走行中でやむを得ないようなアングル以外はすべて右を向いている。 「スポーツ…

一日でも早く元に戻れるように。

2024年。 それは2023年をピョーンとあっという間に飛び越えてやってきた。 イエス・キリストが生まれてから2000年余りの時がたったことになる。 イエス・キリストが生まれたとされる年が西暦1年になったわけだが、 本当にイエス・キリストが生まれた年はそれ…

ステーキな結婚式

中学校の同級生の結婚式に招待された。 彼は単なる級友というわけでなく、私の初めてのバイト先の先輩でもあった。初日から挨拶の声が小さいだの品出しが遅いだの散々言われ、同級生なのに何でこんな怒られなくてはならんのかと当時は憤りを覚えていたが、今…

もっと本を買いに行けばよかった

近所の本屋さんが今月いっぱいで閉店するという。 天気のいい日に散歩がてら本を見に行き、店内にあるタリーズコーヒーに立ち寄り、コーヒーを飲みながら買った本を読むのが楽しみだった。 本日のコーヒーが好き なのに、新型コロナウイルスが流行して外出を…

紀行 〜鎌倉市番場ヶ谷〜

鎌倉最後の秘境と呼ばれる「番場ヶ谷(ばんばがやつ)」の存在を知ったのは、昨夏のことであった。草木ボーボー、虫ブンブンな時期を避けてから探訪してみようと思っていたのだが、いつまで経っても寒くならないどころか、涼しくすらなる気配がないので、業…

趣味の作り方

働く事を美徳とも思わず、定職にも就かずにフラフラしている私のような独り身の中年男性にとって、没頭できる「趣味」に勤しむ事は、人生を豊かにする大きな一要素には違いないであろう。何かスポーツをやっているだとか、楽器が弾けるとか、漫画を描いてい…

短歌 -2-

・年明けて墓に参れば音も無くそれでいながら気配の豊かさ ・みかんを食べ尽くした後の事後のごとき静けさに身少し震え ・朝はパン昼はチャーハン夜茶漬け合間合間にチョコとフリスク ・懐かない犬が回転しオヤジも回転しミサイルは無事逸れる ・寂しさを味…

紀行 〜富津市鋸山〜

曰く言い難い微妙なフレーズで彩られた鋸山の山頂標識。 鋸山は、千葉県富津市と安房郡鋸南町に跨る標高329.5メートルの山である。かつては「房州石」と呼ばれる石材の石切場として栄え、大量の石が切り出されたことにより、山頂付近がノコギリの刃のように…

ロックが先か?文学が先か?

今でこそ、読了ツイートなんてことしてるけど、子どもの頃は読書なんて大嫌い。 中学生になると、思春期特有の無意味な大人への反抗心もあって、大人が勧める本なんかクソ喰らえ!そんなものよりロックだ!パンクだ!とまあ、当時はまだまだロックは不良の音…

マンションの石灯籠から始まる小さな挑戦

今から20年ほど前のことだろうか、私は国際電話会社のオペレーターをしていた。ストレスになる仕事で、半年で体重が60㎏増えた。もともとの体重が60㎏だったので倍増だ。 当時は国内電話やフリーダイヤルに見せかけて国際電話を架けさせるという詐欺が横行し…

何もしたくないのが本音

普通の社会人よりかは時間に余裕があるので(金は無いが)、毎日のようにそちこちのスーパー銭湯の温泉やサウナを訪ね回ったり、ラーメンを食べ歩いたり、カメラ片手に知らない町を彷徨ったり、それらの行動を逐一インターネットに晒したりしている。 しかし…

紀行 〜横須賀市衣笠〜

私がこの地を訪れるたびに定点観測的に撮影しているスポット。 神奈川県の横須賀市に私を惹きつけて止まない街がある。名前は「衣笠」という。訪れたきっかけは忘却の彼方に消えてしまって久しいが、週末に横須賀周辺のハイキングコースに足を運んだ際、勢い…

短歌 -1-

雪の降る気配のない冬に迷えば ぬるい空気をヘリが切り裂く 寄稿:ほし氏 口から出まかせ日記【表】 https://twitter.com/hoshiboshi75

パーソナル神仏。

これは初詣の帰りに撮影したもの。みつけた瞬間、自分にとって初詣にふさわしいのはこの石仏だったかもしれないと感じた。たいてい、立派なお寺や神社に人は集まるし、その景気の良さに私も釣られてしまうけれど、行列に並びながら、実際はここにいる誰もが…

Tony's Barの思い出

松下安東仁氏・1995年 筆者撮影 1992年、私が二十歳で専門学校の学生だった頃の話である。あまりに昔の話で当時の活き活きとした楽しさを数割ていどしか思い出せないのが残念だ。 まだ文壇バーなるものがあった時代で、作家というのはバーというところで飲む…

WEB 同人誌「写真と文」について

初めまして。WEB 同人誌「写真と文」編集長(管理人)のカラーひよこと申します。 はてなブログ歴6年で、現在このブログを含めて5つのブログを運営しています。 この度、はてなブログの「ブログメンバー機能」を使い、複数人のメンバーで作り上げる同人誌…