新潟県で白鳥観察といえば、阿賀野市にある瓢湖が最も有名だと思う。
しかし私は先日たまたまもう一つの白鳥観察スポットを発見した。
それが三条市にある、白鳥の郷公苑である。
友人を助手席に、車を運転し白鳥の郷公苑へ。
道中、スマホアプリの恐ろしさなどについて語り合いながらつつがなく到着。
白鳥の郷公苑は瓢湖のような湖、池などではなく、川辺に面した施設だった。
エサやり体験をしているファミリー層を横目に、早速白鳥さんをウォッチング。
やはり生で見る白鳥さんは雰囲気が違う。
こんなに真っ白で存在感のある鳥は中々お目にかかれない。
観光資源となってくれているのも頷ける。
白鳥さんも沢山いるが、鴨さんは白鳥さん以上に沢山いた。
そんな鴨さんと白鳥さんの姿を写真に納めていた時、友人が疑問を口にした。
「どうして鴨と白鳥はいつも一緒にいるんだろう」
確かに不思議だ。
二人で瓢湖に行ったことがあったけれど、その時も鴨さんと白鳥さんは一緒に泳いでいた。
調べたところ、どうやら鴨さんと白鳥さんは密接な関係にあるらしいことがわかってきた。
日本に飛来した白鳥さんは鴨さんがいるところを目安に拠点を設定するらしい。
鴨さんがいるところは、白鳥さんにとっても餌が豊富で住みやすい環境なのだ。
そして白鳥さんがいるところなら、鴨さんも人間からエサを与えてもらう事ができる。
要するにこの2種の鳥さんはウィンウィンの関係だと言える。
自然と一緒にいることを選んでいる鴨さんと白鳥さん。
素敵な関係じゃない……。
頭で色々捏ねくり回さずとも自然と一緒にいられる存在は貴重である
私も誰かにとっての鴨さんで、誰かにとっての白鳥さんになりたいものだ。
この文を打ちながら、かっこいいことを言ったつもりになっている顔をしてみたが、誰もいなかった。
人生というのは往々にして孤独な戦いなのである。
私の白鳥さんは何処へ……。
などと考えたが冗談で、私は今回の友人含め友の存在があるので寂しさは無いのである。
ありがたき幸せ。私にとっての白鳥さんはネットやリアルの友人たちかも知れない。
白鳥の郷公苑は瓢湖よりも間近に鴨さんと白鳥さんを観察する事ができた。
規模こそ瓢湖よりも小さいが、人口密度も丁度よく、静かに鳥さんたちと向き合いたい人にはお勧めのスポットと言える。
おいでませ新潟。
書いた人 ▶︎▶︎▶︎ あけみダイナミック
お久しぶりのはてなブログ。エディターが使いやすくてやっぱすげーや!