写真と文

誰でも参加自由。メンバーが共同で作る WEB 同人誌

私とトムヤンクン。

「トムヤンクン」というメニューをお店で目にして生まれて初めて注文したのは代官山のモンスーンカフェ。
新卒の頃、生まれて初めて勤務後に上司、先輩、同僚と渋谷の街で食事をした。
もうその時の「トムヤンクン」のビジュアルは覚えていない。
味も。香りも。

 

パクチーのようなハーブ類はもともと好きだったが、何かのメニューひとつにフォーカスして食べ続けることは過去あまりなかった。
去年、2023年の10月頃のこと突然に日清さんのカップヌードル『トムヤンクン味』を食べた。
なんだか思いもよらない良さがあった。
その日から…11月1日を開始日として『トムヤンクン味』を毎日食べ始めた。

 

夕食は当然。
昼食の時もある。
朝食では未だない。
夜食にしたこともある。

禁断と理解はあるが、日におかわりをすることもある。

 

仕事から帰宅して、『トムヤンクン味』のスープをひとすすりすると落ち着きがこみ上げる。
懐かしさがあるわけではないのに、底からこみ上げる安堵感。
完全にこの調合に酔っている。


気づけば『トムヤンクン味』を切らさない様に買い求め、ストックするようになった。
スーパーへ行き最低でも3個は購入する。自宅には既にストックがあるから。
ストックが目減りしてきたと感じた時は10個買う。毎日食べたら枯渇するから。

 

ブラックフライデーの時期にカートへ入れて置いた『トムヤンクン味』は奇しくも購入不可だった。
美味しい物は後に取って置く精神のような物が邪魔をしカートへ入れて置き最終日に購入と予定していた。
甘かった。最終日の前日に売り切れの通知が届いた。
落胆した。

 

近所のスーパーではまだ手に入る。
ルーティン、『トムヤンクン味』を仕入れに向かった。
驚いたことに他の商品は棚に綺麗に陳列しているのに『トムヤンクン味』のみが売り切れだった。
棚にひとつも置いてなかった。暗い空間が、エアポケットが出来ていた。

 

もう一軒先のスーパーへ足を運び『トムヤンクン味』が置かれている場所へ足を急いだ。
14個、棚に陳列されていた。ホッと胸をなでおろした。
14個を買い物かごへ入れセルフレジへ向かった。
バーコードをレジの読み取り機に通す瞬間に思いついた。
「ケースで買って帰ろう。」
側に居たセルフレジを監視担当している私と同年代くらいの女性スタッフに声をかけ伺った。
『トムヤンクン味』はケースで在庫ありますか?
柔らかい対応をしてくれたその女性スタッフが仕入れ担当者のような方へ内線通話のような機器を使って問い合わせをしてくれた。
回答は「お客様が今購入される分だけが在庫のようです。」と伝えられた。

意外な回答だった。年始だから商品の流通が少し遅いのか。
他でも人気が出てきているのか『トムヤンクン味』は。
少し不安になった。食べたくても食べられない日が来るのではないかと焦りが少しあった。

 

現状、枯渇してはいない。
私の自宅のキッチン下の扉、ストックスペースには少しの間は乗り越えることが可能な分の量の『トムヤンクン味』は用意できている。

 

これを機に「トムヤンクン紀行」…少しづつでも始めてみたいな。

 

【TaNuma:自己紹介】

2022年6月より、はてなブログさんで投稿を開始。腸活生活3年目。趣味は読書(積読)とカメラを持ち歩いて気ままに散策です。嗜好:ビターチョコ。麺類(蕎麦、パスタが大好き)。

・はてなブログ【前に進むための場所】はコチラです。

https://tanuma.hateblo.jp/

・Instagramはコチラです。

https://www.instagram.com/tanuma427/