写真と文

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エッセイ・コラム

紀行 〜番外編・我が家の給湯器交換奮戦記〜

番外編だと言い繕ったところで「紀行」でもなんでもないのだが、先日、我が家の給湯器が壊れたお話をしたいと思う。 それはある日のこと、突然給湯器のスイッチが入らなくなった。まあ、結構な期間使用していたモノなので、壊れたこと自体にはさほど不満はな…

編み物からの飛躍を楽しむ会

最新のアクリルタワシ 2年前から趣味で始めた編み物。 2年前、編み始めた頃のアクリルタワシの画像がこちら。 2年前のアクリルタワシ 当時はちゃんと編めたことそれ自体が嬉しかった。 今見ると編み目がガタガタだなぁとか微笑ましい気持ちになる。 トップの…

解答中

「おい!あぶねって!笑」 ルール不明のゲームのように、駅に向かう高校生達がじゃれ合うように押し合いをしていた。 何が面白いのか他人からすれば不思議な光景なのだけど、そんな中、ケラケラ笑いつつも、急に寂しそうに一人の男子が嘆くように叫んでいた…

何もあてにしない

自分の人生における「不安」というものについて考えてみた。持たざる(モテない)人生を貫きまくってしまっているので、隙あらば「お前の人生、不安と心配だらけだろう」と、どこかの誰かから指をさされそうなものだけれど、最近は全然無いな、不安。 何年か…

ネコ持ってこい

ネコ車 ↑の写真。「手押し車」「ネコ車」なんて呼ばれてます。 名前の由来は、いくつかの説があります。 自分が聞いたことがあるのだけでも。 ・動かすと猫のようにゴロゴロと音を立てる ・猫が通るような狭い足場でも移動できる 他にも。 ・漆喰を練った「…

鴨さんと白鳥さん

白鳥の親子 新潟県で白鳥観察といえば、阿賀野市にある瓢湖が最も有名だと思う。 しかし私は先日たまたまもう一つの白鳥観察スポットを発見した。 それが三条市にある、白鳥の郷公苑である。 友人を助手席に、車を運転し白鳥の郷公苑へ。 道中、スマホアプリ…

看護師さんに恋をする5秒前的な気持ちを理解できた瞬間

私は本日、胃の健診のため、バリウムを飲み、撮影中(回転するアレね)かなり気持ち悪くなり、終了するや否や大変なことになった (派手に嘔吐するわ、救護室へ行くわ、寝るわ、寝たまま検血するわなど・・本当にすみませんでした) 本題はここからですが、…

献血を趣味と呼ぶ勇気

趣味は、と聞かれて、ここ何年かは『献血』と答えています。これを趣味というとやや不謹慎と受け取られるかも知りませんが、あくまで自分が好きでやっていることなら、趣味でいいのではないでしょうか。 少し時間が空いて、文庫本でも持ってちょっとコーヒー…

「有名人」の定義とは?

寓居の前に白金高輪駅が出来たころの話だ。街頭で、めかしこんだ中年の女性に「この辺で有名人とか、ご覧になったことはありませんか?」と訊かれた。よく遇う(遭う?)街頭インタビューかと思ったが、カメラも照明も見当たらない。 「例えばプライベートで…

一日でも早く元に戻れるように。

2024年。 それは2023年をピョーンとあっという間に飛び越えてやってきた。 イエス・キリストが生まれてから2000年余りの時がたったことになる。 イエス・キリストが生まれたとされる年が西暦1年になったわけだが、 本当にイエス・キリストが生まれた年はそれ…

ステーキな結婚式

中学校の同級生の結婚式に招待された。 彼は単なる級友というわけでなく、私の初めてのバイト先の先輩でもあった。初日から挨拶の声が小さいだの品出しが遅いだの散々言われ、同級生なのに何でこんな怒られなくてはならんのかと当時は憤りを覚えていたが、今…

もっと本を買いに行けばよかった

近所の本屋さんが今月いっぱいで閉店するという。 天気のいい日に散歩がてら本を見に行き、店内にあるタリーズコーヒーに立ち寄り、コーヒーを飲みながら買った本を読むのが楽しみだった。 本日のコーヒーが好き なのに、新型コロナウイルスが流行して外出を…

マンションの石灯籠から始まる小さな挑戦

今から20年ほど前のことだろうか、私は国際電話会社のオペレーターをしていた。ストレスになる仕事で、半年で体重が60㎏増えた。もともとの体重が60㎏だったので倍増だ。 当時は国内電話やフリーダイヤルに見せかけて国際電話を架けさせるという詐欺が横行し…

何もしたくないのが本音

普通の社会人よりかは時間に余裕があるので(金は無いが)、毎日のようにそちこちのスーパー銭湯の温泉やサウナを訪ね回ったり、ラーメンを食べ歩いたり、カメラ片手に知らない町を彷徨ったり、それらの行動を逐一インターネットに晒したりしている。 しかし…

パーソナル神仏。

これは初詣の帰りに撮影したもの。みつけた瞬間、自分にとって初詣にふさわしいのはこの石仏だったかもしれないと感じた。たいてい、立派なお寺や神社に人は集まるし、その景気の良さに私も釣られてしまうけれど、行列に並びながら、実際はここにいる誰もが…

Tony's Barの思い出

松下安東仁氏・1995年 筆者撮影 1992年、私が二十歳で専門学校の学生だった頃の話である。あまりに昔の話で当時の活き活きとした楽しさを数割ていどしか思い出せないのが残念だ。 まだ文壇バーなるものがあった時代で、作家というのはバーというところで飲む…