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ポテチたべたい

ポテトチップス、通称ポテチが食べたい。
袋から取り出して、バリっと齧る食感が楽しいし、我々酒飲みには「しょっぱめ」な味のラインナップが多いのも嬉しい。


特に、パウダーが濃くなっている部分のガツンとした味を引き当てた時は、非常に嬉しい。
王道のうすしおは飽きずに食べられるし、ガーリック系の味は翌日の事を一切考えずに食べる背徳感が堪らない。
変化球でハニーバターを食べるのもいいが、酸味の楽しめるサワークリームも捨てがたい。

 

ポテチはシンプルなお菓子であるがゆえに、味のバリエーションが豊富で、選ぼうとするとついつい長考に入ってしまう。
また、ややポテチとは趣を異にするが、きゃべつ太郎やコーンポタージュ系のスナックも捨てがたい。


どのような風味でも、パッケージから想像する味わいを保証してくれるお菓子は、ポテチを置いて他には無いだろう。
ポテチが1袋あれば、アルコールの2缶は確実に空けられる。

 

ただ、それであるがゆえに、ポテチは投入するタイミングが非常に限定されている。
なぜか。
おやつとして食べるにはしょっぱく、酒のアテにする時間から食べるには、やや量が多いからだ。

 

午後の休憩をする時に、私は珈琲を飲むことが多い。
そして、珈琲をポテチの食べ合わせは、個人的にはチョット厳しい。
午後は疲れた頭に糖分を入れるためにも、甘いものを入れておきたい。
そうなってくると、マドレーヌや羊羹あたりが候補として立ち上がってくる。
もしくは、手軽に食べられるたべっ子どうぶつやたべっ子水族館も悪くない。

 

おやつが無理なら、やはり夜か。
しかし、夜は夜で酒のアテとして強力なライバルがいる。
最初は軽くサラダや豆腐から入って、刺身などを経て、焼き鳥やからあげ、麻婆豆腐や餃子などは外せない。

ある程度食べれば、あとは甘いものを軽く食べて、私のささやかな晩酌は終わりを告げる。


一通り飲んで食べれば、夜も流石に遅い時間だ。
そこから、さらにポテチを胃袋に収めるのは不可能ではないが、いい大人として躊躇われる。

 

食べたいポテチの種類は多いが、なかなか食べる機会が得られない。
己の面倒な性分を恨みつつ、今宵の晩酌にもポテチの参加は見送られている。

なんだかんだ言っても、好きに飲めるのが自宅飲みの醍醐味である

 

寄稿者:箱根ヶ崎@ソロ旅系兼業ライター

blog:有給日和 \有給日和は旅日和/

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