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3年ぶり2回目のコロナ感染症

 

『検査の結果は…陽性でした。』

「え?…陽性ですか?」

『ちょっとお待ちください…(ガサッ…)…はい、陽性でした。インフルエンザは陰性です。』

 

 木曜日の朝起きた時からの倦怠感は抗原検査の結果、コロナ陽性だった。突然発熱した1時間ほど前の症状もこれで納得できる。感染経路は水曜日の接触者か?はたまた別経路なのか…いまとなっては断定しようがない。

 

 水曜日の夕方から喉に違和感があり、早めに対処しようと【トローチ】を購入し繰り返し舐めた。こういった場合に効果覿面、即効性があるのでいつもそうしてきた。やはり効き目が良いのか喉の違和感は酷くならなかった。併行し市販の風邪薬を購入。前回と同じ商品を手に取り【…NEO】レジへ向かおうとするが立ち会った薬剤師がコチラの方がお勧めですと別の商品を推してきた。こういったシチュエーションの場合は素直に従っている。薬剤師という免罪符を思うのだろうか。購入した商品は【ルルアタックEX】商品名はどうであれ効いてくれればそれでよい。

 

 木曜日は体調が悪いのか、薬が効いているからなのかどちらが倦怠感の主としているかわからない状態の一日だった。その日は午前中から強い雨が降った。9時くらいだったか。その時は未だ体調は安定していたのか、アポイントメントを待つ時間の間読み始めていた【村上春樹/海辺のカフカ(下)】を開いたりもした。

 

 金曜日、【ルルアタックEX】が効いているのか仕事は倦怠感がありながらなんとか押し進めた。ここまでほとんど咳は出なかった。鼻水、喉の痛みもない。午前中に看護師、介護福祉士と言葉を交わした時に私が「体調がよくないように感じる」と口にしたことでセルフの抗原検査キットを渡された。結果は陰性。その後、14時くらいに休憩に入った途端、急激に体調は悪化に向かった。身体が熱くなるのが自分で理解できるほどだった。流石にまずいと感じ、脇の下で検温をした。

39.4

39.2

38.6

39.4

 左、右と両脇を繰り返し検温した。39度以上の体温は前回いつだったか記憶にないくらいのものだ。通りすがりの同僚も私の顔が赤く火照っていたらしく、去り際にそれを伝えて言ったくらいだ。

 非接触電子体温計でも検温してみたが、当然に画面表示が赤くなりエラーの警告音が鳴り、表示体温は38.8を表示していた。当然だがすぐ様に早退をし、その足で病院へ向かい抗原検査の流れとなった。

 

 抗原検査の診断を担当した医師からは…

「年齢的にも、現在の症状としても薬や注射は必要ないと思います。薬の用意はありますが5類になり負担もかかるので”なし”で良いのではと思います?」

私も医師がそう言うのであれば市販の薬、飲みかけの【ルルアタックEX】がまだ残っているので、今後症状がひどくなったり、悪化がみえるようであれば連絡する形を伝えた。その言葉に医師も…

「市販の風邪薬に解熱剤が含まれている筈ですので、それで良いと思います。」

と今回も抗原検査は病院の緊急用入り口付近に車を横づけし、看護師がフェイスシールドを掛けた状態で採取。その後検査結果がでるまで約30分ほど病院の駐車場で車内待機。スマートフォンに病院から着信が入り、診断結果を電話で伝えられた。

 3年前、1回目のコロナ陽性告知と同様に医師とは対面することなく電話で全てが終わった。併せて5日間の自宅待機が要請された。起算日は水曜日が0日目。木曜日が1日目とし、来週の火曜日が満5日目と予定。

その後、病院の会計口に足を運ぶことが許され支払いを済ませに向かった。この病院での受診は初診であったことも含め、抗原検査と初診料で計2470円だった。

 

 1回目のコロナ罹患と同様の経過とも思える症状、夜中に再度高熱が出て苦しみ、朝方には少し落ち着いた。受診当日の夜、次の日の土曜日の夜とそれは続いた。土曜日の夜はひどく重かったのか…

発熱→薬→熟睡

の繰り返しで日曜日になったのがわからなくなる程あっという間に過ぎ、土曜日の記憶がないくらいだ。

 日曜日から平熱に落ち着き、この記事を書いている現在、月曜日も熱、症状は落ち着いている。咳、鼻水、喉の痛みは特にないが今回【痰の絡み】が強い、これは起算日4日目の月曜日まで継続しており解消できていない。

 

 願うのは後遺症が出ないこと。

 ただそれだけ。

(余談…セルフ抗原検査キットの棒を鼻腔の奥にもっと深く差し込むことが出来ていたならば、罹患、陽性判定はもっと早くにわかっていたのかもしれない。)

 

寄稿者:TaNuma

tanuma.hateblo.jp