祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂には滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ。
皆さんも小学生の頃に習ったことがあるのではないだろうか。
いつまでも同じ状態で居続けることは出来ない。
誰しも、どんなものも栄えては衰えてを繰り返す運命にある。
だからこそ、今という瞬間を大事にしたい。
今という瞬間は過去にも未来にもない。
2024年6月8日未明から KADOKAWA グループの複数のウェブサイトが
閲覧出来ない状態となっている。
大規模なサイバー攻撃を受けた可能性が高いそうだ。
それによって、傘下のニコニコ動画でも
サービスが利用出来ない状態となっている。
週末明けには復旧出来る見込みが当初はあったらしいが、
システムの再構築をする必要があるため
復旧の見込みは未だに立っていない。
インターネットサービスにとってシステムとは大事な基幹になる。
一軒家でいうと土台の基礎に当たるような感じだろうか。
それを作り直す必要があるということは、
どれだけ事態が深刻であるかを少しは理解して頂けただろうか。
きっとアンチも同情するレベルだろう。
そのような事態が複数で起きていると考えると
歴史的な出来事であろう。
今回の出来事によって影響を受けたところが至るところにある。
それは KADOKAWA というグループがどれだけ大きいか、
どれだけそこに依存しているかを知る機会になった。
なので、今回は KADOKAWA グループがどれだけ偉大であるかを
皆さんにご教示したいと思う。
【新人編集者の呟き】
— 角川文庫編集部 (@KadokawaBunko) September 21, 2021
角川文庫の「発刊の辞」はご存じですか?
「角川文庫発刊に際して」と題された、角川文庫を創刊した角川源義が当時の刊行に対する想いを綴ったものです。
ページ数の関係で泣く泣く割愛することも極稀にあるのですが、、全ての角川文庫に掲載しています。 pic.twitter.com/njSSIXeVDP
角川文庫の巻末に、発刊の辞というものが載っている。
角川文庫が創立してから発刊したほぼ全ての文庫にそれがある。
なので、皆さんも是非とも角川文庫を買って、
その部分を読んでみてほしい。
そこにはとても重い言葉が綴られている。
創立当初からは時代は変わってしまったが、
発刊の辞に綴られている言葉の重みは決して色褪せていないし、
これからも伝え続けていかなければいけない言葉だろう。
このような言葉をいつかは言ってみたいものではあるが、
常人では到底出来やしないことだろう。
僕らはただこの言葉の凄さを皆さんに伝えることしか出来ないが、
この言葉の意味などを伝えることも、
簡単に出来ることではない。
いつかそんな日が来るまで、
ブロガーの端ぐれとして鍛錬を続けたいところである。