デジカメで写真を撮るのが趣味、というか癖(へき)である。
ふと、今まで何台のデジカメを所有しては手放してきたのだろうかカウントしてみようと思ったので、興味の無い人には誰得であるが自分語りしたい。
それなりにコンシューマー向けの日本デジカメ史を辿っている筈である。
遍歴
- CASIO QV-10
- EPSON カラリオ・フォト CP-800
- メーカー・機種名不詳
- カシオ 初代 EXILIM
- Nikon COOLPIX 3500
- Nikon COOLPIX S8000
- Nikon D-5600
- RICOH GRⅢ
- FUJIFILM X-E4
CASIO QV-10
もう30 年近くも昔、初めて手にしたデジタルカメラ。撮影したその場で写真を確認できる液晶画面搭載は世界初らしい。
その後、色んなデジカメに手を出したけれど、これを手にした時の感動に勝るガジェットも無いかも。回転チルト式のレンズも画期的。その当時、これまた初めて買ったパソコンであった Apple の「PowerMac 6100 AV」に取り込んでいたっけ。
バッテリー消費が激しく単三乾電池を毎日のように買っていた。
EPSON カラリオ・フォト CP-800
2000 年前後だったか、2台目のデジカメがこれ。海外アウトレットワゴンセールかなんかで2万円前後だったかと。箱も説明書も英語。画素数は先代の QV-10 の 35 万画素から 200 万画素へと飛躍的に向上。
ただ、撮影画像の青被りが酷かった。シャッタースピードの調整が出来て、夜景などは感動ものでした。一緒にカバンの中に入れていたジュースの蓋が外れて溺死。
メーカー・機種名不詳
独創的な BTO パソコンなどを作っているよく分からないメーカーが名刺サイズの安価なデジカメを発売したとパソコン雑誌の広告か何かで見て、秋葉原のその会社のショールームで購入。
バッテリーは単四電池1本。液晶は確か付いていなかった。メモリカードも無くて本体からパソコンへ直接取り込むまで、どう撮れているのか全く予想が付かないロシアン・ルーレットのようなカメラ。電池残量が少なくなると色とノイズが滅茶苦茶な写真になった。実機を捨てずに取っておけばよかったな。。
カシオ 初代 EXILIM
2001 年頃。これも名刺サイズ。エポックメイキングな製品であったが正直、画質は悪かった。メモリに MP3 ファイルを放り込めて音楽プレイヤーとしても使えた。
末期はカメラ機能が壊れて音楽を聴くだけであった。
Nikon COOLPIX 3500
2005 年前後に中古で。当時のケータイの殆どの機種にカメラは搭載されていたものの、まだこの手のコンデジに画素数画質では及ばないみたいな理由で買ったのだと思う。そして老舗のカメラメーカーの製品がやはり一歩優れているのでは、と。
チルト式レンズのギミックがやはり好きで。
Nikon COOLPIX S8000
2010 年頃。光学の望遠コンデジが欲しくて。夜空の月がなかなか迫力のある様で撮れた。光学 10 倍ズームだから 300 mm くらいまでズームできたのか。
まだまだデジタル一眼は手の届かない価格で、コンデジにしてもニコンかキャノンの二択だろうと。というか、一眼レフカメラというものがどういうものなのかよく分かっていなかった。
とにかく、コンパクトで望遠倍率高くてデザインがカッコいいカメラが正義であった。
Nikon D-5600


2018 年前後にまたニコン機、それも初めてのデジタル一眼レフを購入。いわゆる「写真」を撮るのであれば一眼じゃないと・・みたいな気付きだったと思う。
先代機種の購入から7、8年も経っているのは、スマホのカメラのハイスペック化からか。これで3台連続でニコン、今でこそ FUJIFILM 教に帰依しているが、この当時はニコン信者でした。
買う時にヨドバシの担当の人に各メーカーの違いを訊いたのだが、キャノンは広告・人物向き、ニコンは報道・風景向きという話で決めたのであった。
このカメラで絞り値とシャッタースピードの関係を覚えるなど。
デジタル一眼、今の主流はミラーレス機であるけれど、この D シリーズの 5000 番台はデジイチ入門におすすめである。はっきり言って、今所有してるミラーレス機よりもこれで撮ってた時の方が写真が上手かった(笑。
その後、標準と望遠のキットレンズ、純正 50 mm レンズと共にツイッターの FF さんに譲る。
RICOH GRⅢ
2020 年。「やっぱり一眼レフはデカくて重いな・・」と・・。スナップ写真の大家、森山大道が使っていると知り、ずっと欲しかった単焦点コンデジ。
形から入るんです・・(金があればライカ買ってるタイプ)。
最新機種は画角が少し狭くなって換算 35mm なのかな。しばらく現行愛機のミラーレスと使い分けて蜜月を過ごしたが、ぞんざいな扱いで去年の夏に動かなくなり永眠。
時代は切り取れなかった。
FUJIFILM X-E4
9台目、現在の愛機。レトロな外観とアナログフィルムライクな画像に惹かれて。


歴代のレンズたち。現在は中華製の安価な単焦点レンズを使用しているが、今思えば純正レンズの画質はかなり良かったな・・と。このカメラも GR と同じ時期に不調になり、一度メーカーへ修理に出している。
X-E4 は発表当時も品薄で受注待ちだったが、生産を早々に終了してしまいちょっと幻のカメラとなっているらしい。中古市場で購入当時の倍近くの値が付いている。
来年、後継の「X-E5」が出るとの噂もあるが、FUJI はもーいい加減、フルサイズ機を出して欲しいですね。。