最近は物を購入する時、捨てることを考え躊躇してしまう。だが不思議なことに物は減っていないどころか増えているような気がする。
みすぼらしい部屋じゃないか。唖然とする自分がついに気付いてしまったのだ。
体重も一緒だよな、ってことに。
人生はたぶんシェイプアップなのだ。
人間はシェイプアップガールズか、シェイプアップボーイズの2種類しかない。ダイエットのために何かを摂取するなんて矛盾しているじゃないか。筆者は3年で10キロ痩せ、1年間体重をキープしているのだが、単純に食べる量を減らしただけである。でもそれが簡単にできないから悩んでしまう。結局、意識改革するしかないのだ。
意識改革するには、普段からマイナスを考えればよいのである。人は「マイナス」というフレーズを恐れるからいけない。だが、ふと立ち止まればマイナスを考えることは良い事しかないのだ。物を減らせば部屋がきれいになったり、体重を減らせば体がスマートになる。
ほらね、良いことばっかり。
マイナスを意識した瞬間、ゴミ箱はヒーローになる。私の歴史の残骸を否応なしに飲みこんでくれるのだからスーパーヒーローである。
写真の彼はガチャピンだった。以前はハツラツとしていたが、今では廃人のようになってしまった。そんなガチャピンが今では過去の栄光にすがることなく、不特定多数が捨てるゴミを回収しているのである。
私は泣いた。
哀愁と安堵。
涙は2種類に分類された。
いつか私もそんな大人になりたいと思った。その瞬間から、私はスーパーヒーローになったのだ。
寄稿:日照ノ秋人
くだらないヒーローになりたい
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