『写真と文』編集者のほし氏です。唐突にこの場において宣言させていただきたいことがあります。まず、私、ほし氏は、当同人誌における運営上の責任者ではございませんッ🦀 『写真と文』については発起人の1人でこそありますが、運営における所定のルールや方向性を決める責任、またそれらを施行する権利は、編集長である カラーひよこ (id:color-hiyoko)氏にあります🐣
ではなぜ私が編集者として手伝っているかというと、ひよこ氏が同人誌をやりたいと言い出した時点で、「あ、絶対困るわこの人」と思ったからです。案の定、なんかいま困っていますが、個人的に運営上のサポートをしつつ、私も寄稿者の立場であるので、意見を伝えたりしているところです。
ただ、私や他の方が提案を伝えても、『写真と文』においてどれを受け入れてどのように活用するか。これは編集長自身に責任と選択の権利があります。船長はひよこ氏です。なんせ、この船のレンタル代(はてなブログPro契約料)を払っているのはひよこ氏ですし。もちろん寄稿者側の意見は伝えられるし、みんなでわいわいと話し合って船の行先は決められますが、勝手に舵はきれません。その意識は前提として持つべきかなと考えています。
と、まずは高らかに私の責任逃れ宣言をさせていただきまして、いきなり話が変わりますが、先日、私はこちらの記事を投稿いたしました。そこで、
読んでいただいたうえで、もしご意見などがあれば、ブックマークやコメント欄でもいいですし、こちらにブログ記事として投稿していただいても結構です
と書いたところ、寄稿者の方々から意見を多数いただきました。ありがとうございます。ということで、遅ればせながら、いただいた意見に関してこの場でお返事をさせていただこうと思います。
ちなみに、ひよこ編集長も多数の意見を受けて、その回答となる記事を執筆している最中ですが、丁寧に書かれているようでちょっと時間がかかりそうです。まあ、ここは期待して待ちましょうか🐤
今回ちょっと長くなるので適度に休憩を取りつつ読んでください。
まず、岩田 夢雲 (id:gundamoon) さんからいただいた記事から紹介いたします。個人的に良い提案だと感じた箇所を引用させていただくと、
(前略)人と人との喧嘩を安全な場所から見る娯楽は古くから存在しており、それは刺激的なエンターテインメントでもあるということ。
つまり『喧嘩』を活用することで「露出力」「話題力」を上げる、認知度を上げる、即ちPV数が増える、そこにマネーが発生する/させる のようなことがあります。
この部分ですね。実を言うと、すでにこれは功を奏しています。先日から『写真と文』に関する意見が寄せられ、それが周りからみればなんとなくバチバチしているように映ったせいなのか、PV数がいつもより30〜50PVほど増えている時期がありました。いいですねぇ。よし我々は定期的に喧嘩しようぜ👹
まあ、今回のことを喧嘩と呼ぶ感覚は私には無いのですが、意見の交わし合いがあること自体がエンタメになり、読者を呼ぶのならば、それを定期的に狙ってやるのは場がホットになっていいかもですね。みんなが意見をしたくなるような共通性のある話題(火種)を、誰かしらが投入し、そこに意見の応酬がある、みたいな流れを作れれば、定期的なイベントとしても機能しそうです。
ただ、盛り上がる人もいれば、もちろんそういう雰囲気を忌避する人もいるでしょう。それを機に同人誌への寄稿をやめられるような人もいるかもしれない。しかし、全ての人が納得し、無難に集まって活動できる場なんて、そもそも幻想でしかないと思います。むしろ、議論が湧き起こる場があることによって、アクティブに活動できる寄稿者の選定が自然となされ、または新たに誰かを招来する可能性があるのならば、同人誌の結束感としてはプラスになるでしょう。岩田 夢雲 さん、ありがとうございます。
🦀🦀🦀
次は、ぽちん (id:pochin_pudding)さんからいただいた記事です。示唆に富んだ記事を書いていただき、恐縮です。正直、こちらの記事内容はほぼ全てが運営的には重要だと思うのですが、特にいい提案だと思った箇所をピックアップさせていただくと、
参加する意味があり、かつ一定の互恵関係が生じ、しかもルールが崩壊しない程度の投稿ペースを再設定する必要があると思います。
正直なところ、個人的には今のまま「毎月投稿」が一番分かりやすくて、寄稿者の規模から考えてもベストかと思いますが、もっと長い間隔の方がありがたいという人なんかもいると思います。
ただ再定義したルールの運用状況をゆるくモニタリングして、やっぱフォローしていく必要はあるんじゃないすかね。ルールそのものの見直しもできなくなっちゃうので。
ケツ叩くとか書きましたけど、「どしたん話聞こうか」でいいと思うんですよ。それでも嫌われ役かもしれませんが。
「寄稿に関するルールの再設定、および寄稿者への定期的なルール確認の呼びかけ」+「寄稿された記事へのレスポンスの強化と、投稿ペースが落ちている人へのフォロー」の組み合わせを今後意識していくのは、運営上での活気につながり、とてもいいと思います。
白状すると、編集者の私でさえ寄稿に関するルールがなんだかぼんやりしてました。なんとなくやってたけど、一応、ルールには則ってました、という感じ。これじゃあ示しがつきませんね。なので、ルールを再設定しつつ、編集側を含め、改めて周知させる働きかけは必要と思います。
投稿ペースに関しては、もう少し猶予を作ってもいいかもしれないと思います。なんだったら、投稿ペースの規定自体を撤廃し、投稿形式だけをしっかり設定しなおせば、いずれその形式に沿って書ける人だけが残るのでは。結果的に、意識的に活動してくださる寄稿者の選抜にもなるかと。
『写真と文』の運営的には、とても単純な話ですが、「記事が投稿されること」が最重要です。記事を量産することのできる寄稿者の存在はもちろん大事ですが、時間をかけながらも良質な記事を投稿される人の存在も見逃せません。記事が量産できる方は、その記事数に比例した反応がありますので、投稿ペースの規定を撤廃して不公平感が生じるかというと、私にはちょっと疑問があります。ぽちん (id:pochin_pudding)さん、ありがとうございます。
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次に、かいちくん(id:Kuunyan_takashi)さんに寄稿していただいた記事を紹介いたします。私の書いた八月号の編集後記への回答という形で投稿いただきました。その中で特に考えさせられた部分をピックアップさせてもらうと、
執筆者も大事ではあるんですが、
それよりも読者の方が大事ではないでしょうか。
読者が増えればたくさんの人に見て貰えると言う魅力により、
執筆者も集まってくるのではないでしょうか。
執筆者を増やす努力も必要でしょうが、
読者を増やす努力も必要なはずです。
ここですね。『写真と文』の中心的な読者は誰なのか。もちろん当ブログの購読者でありますが、その読者はまた寄稿者を兼ねていたりします。「同人誌」と銘打っていますから、どうしても執筆者と読者がイコールになりやすく、お互いに読みつ読まれつの互助関係が発生するクローズな場として機能しているのが現状でしょう。
その上で、新たな「読者」を増やす努力というのは重要だと思いますが、単純に読者を増やすにはどうすればいいいのかというと、①購読者(兼執筆者)を増やすこと。②SNSなどで外部に向けてアピールをすること。③同人誌活動への勧誘をすること。この三本柱になるはずで、実際にこれらを実行したことで、現在、『写真と文』には寄稿者が集っていることになります。つまり、ある程度これは実績として成功しているわけですので、今後も継続していくべきかとは思います。
ただし、区別すべきは、『写真と文』におけるクローズな互助関係としての「読者」と、その関係性の外にいる「読者」は、おそらく性質がかなり異なります。クローズな関係性の中では嗜好がエコーチェンバー化し、特定のジャンルに固まった内容をみんなで愛でる、なんてことになりがちで、それはそれで正しくもあります。ですが、その関係性の外にいる人間からすると、内輪のノリに閉じこもっているような印象を持つでしょうね。
つまり、互助関係の外にある「読者」を求めるのならば、抜けのいいというか、互助関係を飛び出して読ませる話題性が必要になります。実は『写真と文』でも外部から安定したアクセス数のある記事がありまして、
猫村にゃん吉さんの書かれた記事ですが、こちらが長い間、流入検索のトップでした。正直、寄稿ルールに沿った記事かといえばそう言えない部分もあるのですが、世間の動向を眺めつつ、話題性のある内容を癖のない文体でまとめるという手腕があれば、読者を呼び込むことにつながるかもしれません。例えば、世間で起きたある出来事について、みんなで記事を寄稿しあうことで、外部からの読者を呼び込むこともできそうです。そのうち試してみましょうか。かいちくん(id:Kuunyan_takashi)さん、ありがとうございます。
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ということで、粗末な回答で申し訳ありませんが、寄稿いただいた記事に早めに回答致したく、急拵えでまとめさせていただきました。ここまで読んでいただきありがとうございます。その上で、もしご意見などがあれば、遠慮なさらずにご投稿ください。俺と喧嘩しようぜ👹
寄稿:ほし氏
https://twitter.com/hoshiboshi75