5月号の編集後記を担当させていただきます、『写真と文』編集者のほし氏です。当同人誌開始から早くも丸5ヶ月が経過し、記事投稿数も150 記事を突破しました。勢いが止まりません。これも同人誌メンバーの皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
さっそく振り返りをしていきますと、5月の総投稿数はちょうど30本になります。PV数推移や総アクセス数(5/31 23:00時点)を見てみると、
だいたいこんな感じになりました。今年の2月や3月までと比較すると、投稿数やアクセス数自体は確かに減っているのですが、これは別に悪いことではなく、活動が安定してきているのではないかと考えています。個人のブログでも、最初期には勢いがありますよね。そのあとで、より生活との折り合いをつけた投稿ペースになっていくものです。複数人で運営していても、そこには変わりがないのかなと。ごくごく自然な現象でしょう。
ですので、このあたりはあまり気にされず、今後も好きな時に好きなペースで投稿いただければいいと思います。あまり気張らずにやっていきましょう。
今回は少し未来の話をしましょうか。これはまだ想像の段階でしかないのですが、当同人誌における小さなゴールのようなものを、なにか作れないかなと考えています。現状、ひたすら同人誌へ投稿していただいている状況ですが、おそらく、そこから今後なにも変化がなければ、同人誌としてのモチベーションもいつかは枯渇するであろうと想定しています。
個人でならば、「同人誌に参加したら、知らなかった人の面白いブログに出会えた」とか、そういう個人的なメリットによってモチベーションを維持できるものです。が、「同人誌のメンバー」としては、投稿を続けていくうちに、「そもそも、この同人誌に投稿するメリットってなんだろうな」という疑念も湧いてくるはずです。忙しい中で記事を書いている方もいらっしゃるわけですし、貴重な時間を割いて書いていただいた記事を、各々が運営するブログではなく、こちらの同人誌に投稿するその意義について、そろそろ考えていかないといけない時期に来ているように思えます。
そこで上で述べた「小さなゴールのようなもの」があり、各個人の成果をある形として落とし込めるようにできれば、長期的なモチベーションに繋げられるかもしれませんね。それですぐに思いつくのは『写真と文』の書籍化です。
「はてなブログ」では2015年より「MyBooks.jp」との連携に取り組み、ブログのデータを「MyBooks.jp」にエクスポートし、印刷・製本できる機能を提供してまいりました
はてなブログには書籍化に向いたサービスがあり、50ページ30部セットで冊子化したものを2万円足らずの料金で製本化できます(モノクロ印刷になってしまうのがちょっと残念ですが)。当同人誌の各メンバーに、ご自分の書いた中での「イチオシ記事」を選んでいただき、それらを再編集した上で、リトルプレスパックへ定期的に注文製本し、希望する同人誌のメンバーに配布する。という形にもできるかなと。年に一度でも同人誌の印刷物が届く感じだと、私個人としても成果物として嬉しい気がしますね。
そこから発展させれば、当同人誌の流通・販売もできるかもしれません。
まだ記憶に新しいですが、都内の書店にて、はてな協賛による「日記祭」が去年行われました。会場となった「日記屋 月日」では、いわゆる「リトルプレス」と呼ばれる、製作者が少人数かつ出版数の限定された書籍も扱っており、店頭販売も行っているようですね。
特に東京都内では、自主制作した少数刷りの書籍を店頭に置かせてもらうといった販売交渉のできる文化がまだまだ生きていて、
中野ブロードウェイ内の一角にある「タコシェ」や、
新宿にある「模索舎」(ここはやや思想に癖のあるお店です笑)は有名どころ。今や何処にいようと、ネットで宣伝・販売まで持っていけますが、あえてこういった店に持ち込んでみる、という古風な手を試すのも一興かなと。
同人誌を印刷するとなった場合、メンバーの皆様から印刷代をお恵みいただくことになるかもしれませんが、店頭販売により印刷代を回収でき、意外と売れて黒字になる、なんてことになれば嬉しいですよね。それはいいとして、一番大きな問題は、誰がお店まで行って交渉して来るかなんですが笑。
と、ぜんぜんまだまだ夢みたいな段階ですが、そんなことを妄想しているところです。もちろん、同人誌メンバーだからといって、こういった活動に必ずしも参加しなくてはならないわけではなく、あくまでも各自の判断による自由参加という形で行っていきたいところであります。また、こういった活動への参加・不参加により、メンバー各個人に対し、差別や批判などがなされるような気風は、当同人誌においては不要と考えております。
それと、もしこの「写真と文」において、何かしらやりたい催しというか、取り組みというか、そんなアイディアが思いついたら気軽に相談してください。なんでしたら、アイディアを記事にして投稿していただいても全然OKです。個人的には、共通のお題についてみんなで書くとか、共同執筆の記事があってもいいかな、なんて思っています。
……ということで、だいぶ長くなってしまいましたので、今回はこのへんで失礼いたします。もうすぐ梅雨入りですが、みなさん、なんとか今月も生き延びましょう♨️
寄稿:ほし氏